ヒプノセラピーhypnotherapy=催眠療法は催眠状態に誘導されたクライエントの意識を利用し、心身の問題を解決するための心理療法です。催眠状態とは通常の覚醒状態とは異なる深いリラックス状態で、自分自身で深層心理にアクセスすることができ、トラウマやストレス、不安などの原因となる過去の出来事や思考パターンを自覚し、解決することが可能な方法です。
心身の不調のメカニズムを説明する時、精神医学の分野では科学的に証明ができ、見る事が可能な”脳”で説明し、心理学の分野では肉眼では見る事の出来ない”心”で説明します。
その見えない”心”を意識・無意識あるいは顕在意識・潜在意識と表現される事もあります。
ネガティブな出来事・体験をすると、それらに紐づくネガティブな感情・感覚がセットになって『心=脳』に入り込みます。
その結果、心身に様々な影響が起こります。
過去に起こった事は変えられません。
ですが、その起こった出来事・体験に紐づいている感情・感覚を変えたり、上書きしたり、軽減したり、認識を変える事は可能です。
催眠療法という心理療法によって『嫌な記憶=ストレス』が軽減されると→『心が癒される=脳(神経系)がリラックスする』→心身に変化が起きる、という流れになります。
ブライアン・L・ワイス博士は、著書の中で『子供時代の重要な出来事や幼児時代、さらには過去世への退行は、現在の生活に安らぎと利益をもたらします。時には「思い出す」という行為だけで、症状が消えることさえあります。思い出すことによって理解が生まれ、理解を重ねることによって、癒されていくのです』【「ワイス博士の前世療法」より抜粋】と述べています。
催眠療法 ヒプノセラピーは、内なる自分の中に眠っている無限の潜在能力を引き出す強力なツールとして、限りない可能性を秘めています。