この季節になると思い出す事、戦争と前世についてです。
統計を正確に取っている訳ではなく、あくまでも今までのセッションを通じての私の肌感なのですが、30代40代のクライアント様で第一次、第二次世界大戦の時代を前世療法の中で確認する方々がまぁまぁの割合でいらっしゃいます。
1つ前の人生、という事でしょうか。
皆様各々の目的やきっかけで前世療法をお受けになる訳で、今のこの時代で知り合い同士だったり、何か繋がりがある訳ではありません。生まれ、育ち、今置かれている状況も様々です。
戦争の歴史に興味があったり、軍事マニアとかではないのも興味深いです。
今でも鮮明に覚えてるセッションがいくつかありますが、ある女性のクライアント様が特攻隊員だった時代に戻り、特攻機に乗って今まさに突っ込むという時に、当時の自分がそのあまりの恐怖で尿意をもよおしてしまい、その女性もトイレが我慢できなくなり一旦セッションを中断するという事がありました。
またある時は、男性のクライアント様がジャングルで身をひそめる日本兵の時代に戻り、そのジャングルでアメリカ兵かイギリス兵に捕まり捕虜になってしまったり、そしてその翌日のセッションではまた別の男性のクライアント様がアメリカ兵かイギリス兵としてジャングルで日本兵を探している時代に戻ったり。
ちなみにこの二人の男性は全くもって今のこの時代での共通点はありません。
連日続いたので、しかも立場が逆転の展開だった為今でも鮮明に覚えています。
皆様それぞれの問題解決や目的の為に行ったセッションの中で起こった出来事です。
「前世があるって信じてますか?」とたまに聞かれますが、正直私は「あると100%信じてます!」とは言えません。
こんな事を言うと他のヒプノセラピストの方々に怒られそうですが、こういう仕事をしているのに、やはりいつもどこかに「そんな、まさかぁ」という気持ちがある自分がいます。
前世の記憶が人間のどこに貯蔵されているのか、科学的には証明出来ていませんので。
人間の脳の海馬にどうやら秘密があるようなのですが、そこを解明しようとすると今の技術では壁にぶつかってしまうようです。
神の領域、という事でしょうか。
ですが、セッションを通じてクライアント様が語る事を目の前にすると、やはり否定できなくなります。
皆様驚かれますし、私も驚きます。何故なら今のこの時代を生きる私たちが知り得ない内容だからです。
クライアント様方は過去の時代に戦争を体験し、今はこうして日本という国に生まれて生きています。
世界の国々と比べると表面的にはまだ平和な日本。
明日何が起きるかは分かりませんが”今”というこの時間を大切にしていこうと改めて思う季節です。