毒親 ライオンとシマウマ

メリーさんはライオンあなたはシマウマだから、パニック障害を起こさないようにするには、この状態から、逃げるしかない」

 

昨日会見の際に代読された藤島ジュリー景子氏の手紙の一部です。

心療内科の主治医に言われたとの事。

この言葉を聞いた時、私の中にあったいくつかの点が線になりました。

なるほど、と納得。

 

この「毒親」というのは特殊な事象で、毒親に苦しめられた人(現在進行形の人)、身内や身近にそういうタイプの人間がいる人ではないと理解できないでしょう。

会見に現れなかった、手紙で身の上話をして逃げたetc.会見直後からしばらくはバッシングの嵐かと思います。

 

毒親の影響力の凄さを知らない人達にとっては「そんなの知らない」「そんなの関係ない」でしょうが、毒親って凄い邪悪なパワーを持っているのです。

毒親と言ってもタイプは様々ですが、とにかくその影響力はその人の人生を大きく左右し、下手すれば毒親がこの世からいなくなっても自分が死ぬまで影響を受け続けるのです。

常に生き辛さを感じる、鬱っぽい、人間関係が上手く構築できない、自分に自信が持てない、など日常生活に支障をきたします。

その悪影響、呪縛から逃れる為の1つの手段としてヒプノセラピー催眠療法を受ける方もいらっしゃいます。

例えば母親が毒親である場合、細かく見ていくと母親の母親も(クライアントから見れば祖母)また毒親で、連鎖するのも特徴的です。

毒親との決別の為に改名し、自分で戸籍を作った知人もいます。

 

親がライオンで自分がシマウマならどうするか、、、

とにかくその場から退散する

遠く離れた地、見つからない新天地へ行く

ライオンの天敵、カバやハイエナが来るのを隠れながらひたすら待つ

人間(別の種?)に助けてもらう?

 

毒親とどのように向き合って自分の中で納得する形にするのかは人それぞれです。

ジュリー氏もある意味被害者。

『なんで私ばっかり、、、』と彼女の心の叫びが聞こえます。

被害者の救済、その他廃業に向けての諸々の業務はもちろん責任を持ってやる重要な事ですが、

ご自身の心身のケアも十分にして頂きたいと私は思います。