胎内記憶 子供は親を選べない?

相変わらず毎日のように子供関連の悲しいニュースが入ってきます。

世間一般では「子供は親を選べない」と言われています。

 

私がクライエントとしてヒプノセラピー(催眠療法)を受ける前に出会った本が

「ママを守るために生まれてきたよ! 胎内記憶といのちの不思議」

 

という池川クリニック院長の池川明先生の著書。

 

 

 

その頃は見えない世界、スピリチュアルの世界にどっぶりと浸かっていて

私の人生を大きく変える事になる甥っ子が生まれた事もあって、更にその熱に拍車が掛かっていました。

 

色々な葛藤を抱えていた私をクールダウンさせてくれた本でもありました。

 

甥は胎内記憶がある子供で、喋れるようになってからは自らの体験を語ってくれました。

どうやってこの世界に生まれてきたのかというと、彼曰く

「お空、雲の上からママを選んだんだ。神様が選んでいいよって言って。そしてシューってすべり台みたいので降りてきたんだ」

だそうです。

 

甥は成長する中で様々な事に翻弄されていく訳なのですが(勿論私もです)

「ねえね(私のこと)がママだったら良かったのに、、、」と言われた事が何度もありました。

「ゴメンネ、ねえねはその時ママになる予定がなかったから、そこにいなかったんだよ」と彼に謝った事も。

 

そんな彼を近くで見ていると、胎内記憶を前向きに向けに受け入れていた自分の中で

『本当に子供って親を選んでくるわけ?』

『やっぱりこの世って理不尽じゃない?』

という何かざわざわとした思いが湧き上がってくることも。

 

そして5歳の時

「ボク、間違ってママを選んじゃった」と衝撃的な一言。

 

「そうなんだ、、、じゃあなんで今のママを選んだの?」

「優しそうだったから」

「そっか、優しそうに見えたから選んだんだね」

「うん、優しいと思ったのにな、、、でも違った、、、」

 

彼のこの衝撃的な一言で

『あぁ、やっぱり自分で選ぶんだ、、、』

と全てが腑に落ちました。

 

自分で親を選ぶ。

ここから全てが始まる訳です

何をどう選択して自分の人生をどう創造していくのか。

自分で人生の台本を書いていくのです。

人生はトライ・アンド・エラー

 

「親ガチャ」にハズレて人生詰んだと不貞腐れるのではなく、じゃあ自分はどうするのか?

 

甥にはその後「不登校」という最大イベントが用意されていたのですが

この不登校を経験する中で、彼は自分が選んだ親、人生と格闘し、大きく成長しました。

彼にとって、そして私にとっても必然のイベントでした。

 

子供の悲しいニュースを目にする度に、甥が語った胎内記憶を思い出します。